夜勤中は看護師の人数が少ないからと焦ってミスを

看護師である以上、避けられないもの。それは夜勤です。もちろん、夜勤のない働き方も選択肢の中にはありますが、ある程度のキャリアがある看護師で、一度も夜勤をしたことがないという人は、まずいないでしょう。夜勤ってつらい。それに夜勤って怖い。その思いを語ってもらいました。


看護師2年目、夜勤の経験はまだ多くない

総合病院で勤務して2年目になる、20代の女性看護師です。既婚です。看護師として基本的なスキルは身についていると思います。勤務先は救急指定病院で、いろんな科があります。私が初めて夜勤を経験したのは、入職して7ヶ月経過してからでした。

コールマットの電源を入れ忘れ

夜勤に入るようになってからすぐのことだったのですが、転倒の可能性があり転ばないようにコールマットを設置している患者さんに対してインシデントを起こしてしまいました。患者さんが夜中にポータブルトイレに立った時、コールマットが患者さんをキャッチしてナースコールが鳴り訪室しました。私は患者さんのトイレ介助を終えて、そのまま部屋を出てしまい、コールマットの電源を入れ忘れてしまったのです。そのあとは当然コールマットが鳴らず、患者さんが一人で倒れているところを他のナースが発見。どうやら患者さんはポータブルトイレに一人で立とうとして転倒してしまったようです。

まだ慣れない夜勤に気持ちが焦っていた

幸い患者さんに外傷はなく、治療の必要性はありませんでした。私は夜勤で人数が少ないことに気持ちが行ってしまって、すぐ次の仕事をしなきゃと、ちょっと焦っていたんだと思います。その結果、ついコールマットの電源を入れ忘れてしまいました。本当に単純なミスですが、もし患者さんが大きな怪我でもしていたらと思うと、本当に怖かったです。先輩に相談してインシデントレポートを書いたのですが、先輩も「私も新人のころに起こしたことがあるインシデントだ」と言って慰めてくれました。

ミスをしたらしっかり振り返りを

各病院でインシデントレポートを書いていると思いますが、その振り返りは自分のためにすることだと思います。インシデントレポートは、起きた事故に対して病棟のみんなで「どうすれば二度とそのインシデントが起きないか」を考え、その予防策を共有し、事故防止に努め、強化してくことが目的です。だからインシデントを起こして病棟ミーティングなどでみんなの前で発表されても、決して責められているわけではないので、自分を責めすぎず、自分のために同じことを繰り返さないように、きちんと振り返りをしようと思いました。